高山市(岐阜) 滝ヶ洞山(1249.2m) 2020年4月5日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:52 林道入口−−5:06 林道分岐−−5:11 林道合流−−5:18 尾根に取り付く−−5:22 林道−−5:29 斜面に取り付く−−5:36 林道−−5:38 斜面に取り付く−−5:47 林道−−5:50 斜面に取り付く−−6:00 滝ヶ洞山−−6:08 林道−−6:10 林道を離れる−−6:17 林道−−6:19 林道を離れる−−6:23 林道−−6:42 林道入口

場所岐阜県高山市
年月日2020年4月5日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道入口付近に駐車余地あり
登山道の有無林道以外は無し。ただし林道は山頂直下まで続いている
籔の有無主に根曲がり竹
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント国道1528号線から延びる林道から往復。山の北側は地形図に記載されていない林道が多数造成されていて、結果的には山頂直下まで林道が延びていた。ただし林道は斜面を巻くように延びているので素直に林道歩きをすると相当な距離を歩くことになると思われる。林道以外は主に根曲がり竹の藪で、林道をショートカットする際は藪を避ける必要あり。山頂付近も濃い根曲がり竹で覆われ展望皆無だが三角点周囲のみ刈り払われている。文字がほぼ消えた古い山頂標識あり




林道入口に駐車 林道入口には施錠されたゲート
標高990mの林道分岐を右へ 気温は-2、3℃
標高1030mで林道に合流したら左へ すぐに尾根を越えるので、ここで尾根に取り付く
尾根に乗る。藪は薄い 標高1070m付近で地形図に記載が無い林道が登場
標高1100m付近で林道を離れて藪が薄い斜面へ 標高1130m付近
標高1160m付近でまた地形図に記載が無い林道が登場 廃林道っぽい。それとも雪解け直後だからか?
ほぼ横移動でここから斜面へ 最初は藪無し
標高1190m付近。笹が目立つ 標高1200m付近でまた地形図に記載が無い林道が登場
林道を山頂方向(右)に進みここから斜面に。根曲がり竹がウザい 標高1240m付近
山頂のすぐ東側で尾根に出ると根曲がり竹がさらに深くなる 滝ヶ洞山山頂。三角点周囲のみ刈り払いあり
山頂標識が付けられた立ち木 古ぼけた山頂標識
帰りは途中から往路とは別ルートに 標高1130mの盲腸のような林道の終点から尾根へ
尾根上は比較的藪は薄い 林道が見えた
往路で歩いた林道の続きだった 林道入口に到着


・前日午後に登った山は「漆洞山」だったが、その南側に位置するのが「滝ヶ洞山」。これまた同じ高山市内で「洞」が付く山名だ。高山市付近は「洞」が付く山名が多いので全てを覚えていられない。

・この山は周囲に林道がいくつかあり、山頂まで達しているものはないが中腹までは藪漕ぎを回避できるので利用価値が高い。特に昨夜まで雨が降っていたので、雨で濡れた藪を回避する意味合いが大きい。今回は最も山頂の近くまで延びている北側の小鳥峠付近から延びる林道を利用することにした。

・残念ながら昨日夕方からの雨は明け方には雪に変わってしまった。ただし大降りはしておらず濡れる心配は無い程度。ただし藪が濡れているだろうからイヤらしい。できるだけ林道で高度を稼ぐのがいいだろう。

・この近辺は林道がやたら多く、目的の林道を探すのに地形図必携だった。残念ながら林道入口には施錠されたゲートがあり、最初から歩きとなった。まだ明るくなる前でLEDライトを点灯してだが、林道歩きなら問題ない。

・この林道も分岐があるので地形図を見ながら登って行く。林道同士が分岐して上部で再接続する箇所もあり、標高970mの最初の右分岐を入ってもよかったのだが、直進の方が距離が短いので直進。次の分岐は地形図に無い林道なので無視して、その先の標高990mの林道分岐を右へ。轍の濃い本道は直進方向らしいが歩く分には問題ない。

・短い距離を歩き標高1040mで林道と合流。この地点で林道が小尾根を越えるので尾根に取り付くことにする。林道はまだ先に延びているが、高度をなかなか上げずに巻く距離が長いので尾根直登の方が効率がいいとの判断だ。このまま尾根を詰めれば山頂に達する。

・尾根上の藪は薄く歩きやすい。このまま山頂を目指すはずだったが標高1070m付近で地形図に記載のない林道が山腹を巻くように走っていて、尾根が分断されて法面で登れない。緩やかに林道が登りとなっている左へ進路変更してしばし林道歩き。林道は造成されてからそれほど年月が経過したようには見えず路面状態は基本的に悪くはないが、雪解け直後ということもあるのか落石が多数あって車両通行不能状態であった。

・標高1100m付近の小さな谷地形で林道法面が切れて斜面に取り付き可能な場所があったので、そこから斜面に上がる。ここは最近になって藪を伐採したようで非常に歩きやすい植林帯で、この状態が山頂まで続けばラッキーだったが標高1150m付近で三度地形図に記載が無い林道に遭遇。どうやら斜面を大きくジグザグるように付けられているらしい。林道はほぼ水平で左右どちらに進むかちょっと考えたが、山頂は右側にあるので右へと向かい、谷地形で法面が切れた箇所で再び斜面に取り付いた。いやらしいことにこの付近は笹が生えていて、取付いた斜面はできるだけ笹が薄い箇所としたが、この先が思いやられる。

・最初は林道法面の崖状付近は檜植林で笹が皆無で歩きやすかったが、高度が上がると同じ植林帯でも笹が混じりだす。それでもまだ密度は薄い方で、それほど苦労しない。心配していた藪の濡れ方はほとんど乾いていたので大助かり。雪が舞っているだけあって気温は-3〜-4℃と冷えこんでいて、これなら笹は濡れているのではなく凍っているだろう。凍っていれば藪漕ぎで濡れる心配はほあまりない。

・標高1200m付近で尾根が水平に変わり、ようやく現在位置が判明した。山頂から東に延びる主稜線の1240m肩から北に派生する尾根上の1200m肩である。このまま尾根を進むのかと思いきや、標高1200m肩が終わって尾根が立ち上がる箇所でまたしても横巻きの林道が登場。もう山頂は間近で、こんなところまで林道ができていたとは。ただしこれまで同様に新しそうで路面状態は基本的にいいのだが、落石多数で車両の通行は不可能だ。

・このまま林道法面をよじ登って尾根を進んでも山頂に至るが、見るからに尾根上は笹に覆われている。そこを進むより尾根を巻くように走る林道でもっと山頂に接近してから斜面に取り付くのがいいと判断、林道を右へと進む。左はやや下り気味で山頂から離れるような感じだが、右は等高線に沿って西へと延びている。山頂はその方向にある。

・三角点のある山頂から北に張り出した尾根に沿って林道が北に向きを変える場所で尾根に取り付く。周囲を見渡しても最初から笹藪を避けられるルートは無し。新雪が乗った笹を分けながら小尾根を南へと登っていくと東西に走る太い尾根に合流。ここが山頂かと思い周囲を見渡すが三角点や山頂標識は無し。まあ、藪で見えないだけかもしれないが。GPSで山頂位置を確認すると西と出た。ここで地形図を広げると私が取り付いたのは山頂から北に延びる尾根ではなく、その一本東の微小尾根だったことが発覚。

・ここから山頂までは笹+根曲り竹が一段と濃くなって本格的な藪漕ぎ。しかも今降っている新雪が葉に乗っているのでやっかい。既に雨具を着用しているので頭から藪に突っ込んでも首筋に雪が入ることは無いし、雨ではなく雪のために葉は乾いているので、これは助かった点。

・僅かな登りで滝ヶ洞山山頂に到着。高度差よりも藪に苦労させられた。三角点周囲のみ笹が刈られて藪の中の空間になっているので三角点は簡単に見つかった。積雪は笹の葉に乗っているだけで地面にはほとんど積もっていない。周囲は笹と樹林で展望は皆無。山頂標識はほぼ文字が消えた木製の古いものが1つあるだけだった。

・帰りは上部から2つ目の林道に降り立ってから少しルート変更。往路では右(東)から登ってきたが、このままできるだけ北に向かった方が最短距離で下れると判断し、林道を左へ。僅かに進むと北に延びる顕著な尾根上に盲腸のように突き出した短い林道があり、その終点(標高1130m)から尾根に乗って下った。ここまで下ると根曲り竹もちろん笹もほとんど登場しないので藪は薄く歩きやすい。

・標高1060m付近で林道に出ると、往路で林道から尾根に取り付いた地点より僅かに西だった。往路と同じ林道を下ってゲートに戻った。雪は降ったままで平湯トンネルへと高度を上げると周囲は真っ白に。ただし路面に雪は無く、念のために慎重に運転したが平湯トンネルからの下りでも滑ることは無かった。

 

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